SentinelOne、AWSとの戦略的協業を発表
2025年8月8日
SentinelOne Japan株式会社
※本プレスリリースは、米国カリフォルニア州で2025年6月12日、16日、17日、7月16日に発表されたプレスリリースおよびブログを再編集したものです。内容および解釈については各英語版が優先されます。
自律型サイバーセキュリティの世界的リーダーであるSentinelOne® (NYSE:S、以下「SentinelOne」) の日本法人であるSentinelOne Japan株式会社 (東京都中央区、執行役社長:伊藤 俊明、以下「SentinelOne Japan」) は、企業が複雑なクラウド環境でセキュリティを強化しながらスケールすることを支援する、アマゾン ウェブ サービス(以下「AWS」)とSentinelOneの戦略的な協業関係を発表しました。
多くの企業が日々進化する脅威への対応を求められる中、AWSとSentinelOneは、主要なAWSサービスの統合を行い、セキュリティ運用の簡素化や可視化の向上を実現してきました。今回の連携により、企業はセキュリティ成果の向上やソリューション調達・導入の効率化などのさらなるメリットを得ることができ、脅威にいち早く対応できるようになりました。今回発表した3つの連携の概要は、以下の通りです。
1) 「Singularity™ AI SIEM」がAWS Marketplaceで利用可能に
SentinelOneのAIを活用したセキュリティ情報・イベント管理 (SIEM) ソリューション「Singularity™ AI SIEM」が、AWS Marketplaceで利用可能になりました。この連携により、AWSのお客様はSentinelOneのAIとデータ処理機能のスピードとパワーを迅速かつ容易に活用し、あらゆる攻撃対象領域におけるサイバー脅威を迅速に検知・対応できます。
企業のセキュリティチームがあらゆるセキュリティデータにわたってAIの力を最大限に活用しようとする中で、SentinelOneのSingularity™ AI SIEMは、統合型プラットフォームアプローチによってこのニーズに応えます。同ソリューションは、業界トップクラスのEDRやクラウドセキュリティソリューションだけでなく、サードパーティのセキュリティツールからのデータも相関分析することで、包括的な脅威の可視化とリアルタイム検知を実現します。Singularity™ AI SIEMを利用することで、組織は次のようなメリットを得られます。
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- 拡張可能なクラウドネイティブパフォーマンス:常時オンのホットストレージ、リアルタイムのデータ取り込み、完全なデータ保持を備えた最新SaaSアーキテクチャにより、構造化データと非構造化データを横断した即時検知と高速クエリが可能です。
- エージェンティックAIによる自律型運用:脅威ハンティング、調査、インシデント対応に特化した生成AIであるSentinelOneの「Purple AI」は、複雑なインシデントを要約、高精度なインサイトを提示、相関ルールを自動生成し、トリアージとリスクの軽減を自動化します。これにより、アナリストの介入を最小限に抑え、アラート疲労を軽減し、対応を迅速化します。
- 高速かつスマートな対応を実現するハイパーオートメーション:AIによるトリアージは、脅威インテリジェンスでアラートを強化し、統一スキーマで標準化することで誤検知を削減し、優先順位付けを加速します。ノーコードワークフローでIOCブロックやSLAレポートなどの応答アクションを自動化し、手作業や高コストなSOARへの依存を排除しつつ、スピード、スケーラビリティ、チーム効率を向上させます。
- アナリストフレンドリーな統一ワークフロー:アナリストは、単一のクラウドネイティブコンソールから、AI SIEMのインテリジェントワークフロー、ドラッグ&ドロップでの自動化、共同調査ノートブックを通じて、CNAPP、EDR、サードパーティのセキュリティソースのデータを管理・調査できます。これにより、コードを書くことなく、迅速かつプロアクティブな脅威ハンティングが可能です。
なお「Purple AI」を含む「Singularity™ AI SIEM」は、7月16日、AWS Marketplaceに新設されたカテゴリー「AI Agents and Tools (AIエージェントとツール) 」での提供を開始しました※1。これにより、AWSのお客様は、SentinelOneのAI搭載プラットフォームをより簡単に見つけ、購入、導入できるようになります。
※1 「Singularity® Cloud Security」も、同じカテゴリーで提供しています。
2) AWS ISV ワークロード移行プログラムに参加
SentinelOneは、AWSの独立系ソフトウェアベンダー (ISV) ワークロード移行プログラムに参加しました。
このプログラムは、AWS パートナーネットワーク (APN) のメンバーが AWS 上でSaaSサービスを利用できるようにサポートし、ワークロードの移行を推進します。
SentinelOneは、AWS ISV ワークロード移行プログラムへの参加を通じて、AWSのお客様が、最新のAI搭載CNAPP機能により、迅速かつ安全にクラウド移行できるよう支援します。この新しいプログラムによるAWSからの追加資金、技術サポート、Go-to-Market支援を活用することで、お客様はクラウド移行の期間短縮とコスト削減が行えます。SentinelOneのAI搭載のSingularity Cloud Securityを使用すれば、オンプレミス環境や他のクラウド環境からの移行であっても、移行中のリアルタイムの可視性と保護を実現し、AWSへのセキュアでシームレスな移行を確実に行うことができます。
SentinelOneのSingularity Cloud Securityは、エージェントレスとエージェントベースの保護を組み合わせることで、クラウド環境全体にわたる深い可視性、継続的なポスチャ管理、リアルタイムの脅威検知を提供します。SentinelOneは、顧客がオンプレミス環境または他のクラウドプロバイダーからAWSへ移行する際、現在および将来の環境全体においてエンドツーエンドの可視性と保護を維持できるようにし、今日のハイブリッド運用モデルに最適なソリューションとなります。SentinelOneは、チャネルパートナー、サービスパートナー、技術パートナーと緊密に連携し、広範な移行プロジェクトチームにシームレスに統合されることで、顧客が迅速に移行し、リスクを軽減し、クラウドの利点であるスピードとスケールを安心して活用できるよう支援します。
3) AWS Security Hubのローンチパートナーに選定
SentinelOneは、2025年6月16日~18日に米国フィラデルフィアで開催されたAWS re:Inforceにおいて、AWS Security Hubのローンチパートナーに選定されました。
AWS Security Hubは、脅威検知や脆弱性管理など複数ソースのシグナルを相関分析することで、お客様が最も重要なセキュリティ問題を迅速に特定し対応できるように支援します。セキュリティコマンドセンターとして機能することで、さまざまな情報を一元的に集約し、組織のセキュリティステータスのより明確な全体像を提供すると同時に、複数のセキュリティツールから手動で情報を収集する必要をなくします。
SentinelOneは、ローンチパートナーとして、AWS Security Hub内の高度に強化された相関データをSentinelOneのSingularity Platformに取り込み、SentinelOneのPurple AIのエージェンティックAI機能とハイパーオートメーションによる自動化されたセキュリティワークフローを活用して、AIを活用した検知と対応を実現します。
この統合を通じて、SentinelOneは、20を超える主要なAWSサービスと連携し、組織のセキュリティ運用の簡素化や可視性の向上、新たな脅威への迅速な対応を実現しています。AWSのパートナーとして、SentinelOneはAWSと緊密に協業し、継続的にイノベーションを進め、今日の最も複雑なセキュリティ課題に対応する新機能を提供しています。これにより、顧客は、AWS上のワークロードが保護されている安心感のもと、ビジネスの成長に集中できます。
日本企業は大手クラウドサービスの利用率の高さが際立ち、PaaS/IaaS利用企業の半数以上がAWSを利用していると言われています※2。SentinelOneは、今回の戦略的協業を通じて、多くの日本企業におけるセキュリティの課題に貢献してまいります。
※2出典:「令和6年版 情報通信白書」
参考資料
・Singularity™ AI SIEMの詳細はこちらをご参照ください。
・Singularity™ Cloud Securityの詳細はこちらをご参照ください。
・Purple AIの詳細はこちらをご参照ください。
SentinelOne (センチネルワン) について
SentinelOneは、AIを活用した先進的なサイバーセキュリティプラットフォームです。業界初の統合型データレイクを基盤に構築されたSentinelOneは、複雑性やリスクを予測して対応し、インテリジェントなデータ駆動の自律型システムを提供することで、お客様のセキュリティを確保するために進化します。Fortune 10、Fortune 500、Global 2000の企業や主要な政府機関など世界の有力な組織に、「Secure Tomorrow™ (未来を守る)」ため、SentinelOneを信頼してご利用いただいています。SentinelOneのクラウドデータセキュリティ製品についてのお問い合わせは、https://jp.sentinelone.com/contact/ のお問合せフォームよりご連絡ください。
<本件に関する報道関係のお問い合わせ先>
株式会社井之上パブリックリレーションズ
SentinelOne PR担当:永山、岡崎
Email: sentinelone@inoue-pr.com